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ホイール式油圧ショベルは公道走行可能?クローラー式との違いを紹介

2022年12月21日

この記事では、「ホイール式油圧ショベルは公道を走れるのか?」「クローラー式との違いは何か?」について紹介します。
油圧ショベルといっても、ホイール式とクローラー式の2つがあり、どこに違いがあるのかよくわからないですよね。

でも、重機を取り扱う建設関係の仕事で働いているならば、ホイール式とクローラー式の違いをしっかり理解しておきたいところです。
この記事では、ホイール式とクローラー式の違いを紹介します。

結論を先にいってしまうと、クローラー式と違いホイール式の油圧ショベルは、車検をとれば行動を走行可能です。
では、建設関係の知識を深めるために、これからホイール式とクローラー式の違いを詳しくお伝えしていきます。

 

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ホイール式油圧ショベルは公道走行可能?クローラー式との違いを紹介

油圧ショベル|ホイール式とクローラー式の違い

油圧ショベルには、大きく分けて2つの種類があります。
その2つの違いは、下部機構です。

足回りにあたる下部機構には、以下の2つの種類があります。

● ホイール式
● クローラー式

それぞれ詳しく説明します。

ホイール式

ホイール式の油圧ショベルには、自動車のようにタイヤが付いています。
日本国内でも、車検をとり、ナンバープレートを取得すれば、公道を走れます。
もちろん、運転者は以下の免許が必要です。

● 普通運転免許・大型免許
● 小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育(3トン未満)
● 車両系建設機械運転技能講習(3トン以上)

運転する油圧ショベルの大きさにより、必要な免許は変わってきます。

ホイール式の油圧ショベルは、自動車のようなタイヤが付いているため、クローラー式に比べると地面への設置面積が少ないので、凸凹した道や坂道での作業には適していません。

クローラー式

一般的に、キャタピラーとも呼ばれています。
建設現場では、一般的に広く使われている油圧ショベルです。
地面にあたる面積が広いので、地盤が悪いところでも沈みにくい特徴があります。
安定感があり、急な斜面や凸凹したところでも、安定しやすいです。

クローラー式油圧ショベルは、基本的に公道走行は不可なので、移動時にはトラックに乗せて運ぶ必要があります。
そのため、建設現場を移動するときに、輸送費などの費用がかかります。

 

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ホイール式油圧ショベルは車検をとれば公道走行可能

国内の法令に準拠するのが条件ですが、車検をとれば公道走行可能となります。
ナンバープレートを取得すると、公道が走れるからです。
現場移動が多い仕事の場合、トラックに載せて運ぶと費用がかさみますが、ホイール式を採用すれば自走できるので、輸送費の削減になります。

先ほど紹介したように、公道を走行するには、油圧ショベルの大きさに適した免許等が必要になるので、運転する際はしっかりと確認してください。

ホイール式油圧ショベルを製造しているメーカー

一般的に、建設現場ではホイール式よりもクローラー式の油圧ショベルが多く使われています。
ここでは、ホイール式油圧ショベルを取り扱っているメーカーとその代表機種を紹介します。

日立建機日本

日立建機日本では、ホイール式油圧ショベル・クローラー式油圧ショベルの両方を取り扱っています。
代表的なホイール式油圧ショベルは、「WHEELED EXCAVATORS」ZX125W+6です。
ZX125W+6の標準仕様は、以下のようになっています。

      ジン出力 91kw
バケット容量 0.19~0.59㎥
運転質量 13,840kg

VOLVO

VOLVOでは、ホイール式油圧ショベル・クローラー式油圧ショベルの両方を取り扱っています。
代表的なホイール式油圧ショベルは、VOLVO EW140E です。
VOLVO EW140Eの標準仕様は、以下のようになっています。

      ジン出力 110kw
バケット容量 0.57㎥
運転質量 14,670kg

XCMG

XCMGでは、ホイール式油圧ショベル・クローラー式油圧ショベルの両方を取り扱っています。
代表的なホイール式油圧ショベルは、中型油圧ショベル XE150WB です。
XE150WBの標準仕様は、以下のようになっています。

      ジン出力 104kw
バケット容量 0.6㎥
運転質量 14,000kg

ホイール式油圧ショベルのメリット・デメリット

ホイール式油圧ショベルには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。

メリットは公道が走れる

やはり、ホイール式油圧ショベルのメリットは、公道走行可能なところです。
なぜなら、機動力があり、自走して建設現場まで行けるので、運搬費用が安く済むからです。

また、ホイール式のため小回りが利き、極小地や狭い路地での使用に適しています。
使用用途に寄りますが、移動が多い場合などに輸送費がかからず、自走できるのは大きなメリットです。

デメリットは安定性が劣る

クローラー式と違い、どうしても地面との設置面積が少なくなります。
そのために、地盤が緩いところでは、重機の重みで沈みやすかったり、凸凹なところで安定が悪かったりします。

クローラー式と比べると、地面をとらえる力が弱く、坂道を上るなど安定感がありません。
そのため、大型の油圧ショベルよりも、比較的小さな中型や小型の油圧ショベルでホイール式は導入されています。

まとめ

ホイール式油圧ショベルは、車検をとり、ナンバープレートを取得すれば公道走行が可能です。
公道を自走できると、クローラー式と違い、トラックで運ぶ必要がなくなるので、輸送費用が大幅に削減できるのが魅力です。

クローラー式との大きな違いは、下部機構で、それぞれの種類にメリットとデメリットがあります。
ホイール式は、クローラー式に比べ、地面に設置する面積が少ないため、安定が悪いなどのデメリットがあります。

ですが、狭小地や狭い道路でも活躍するなどメリットもあるのです。
使用する建設現場によって、2つの種類を使い分けるとより便利に利用できます。
建設関係での仕事をしていくなら、ぜひ2つの種類の違いを理解しておきましょう。

 

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