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大工に向いている人はどんな人?大工の仕事内容や向き不向きについて解説します!

2023年12月28日

大工の主な仕事は、設計図をもとに木造建築を建設することです。

大工に向いているのはどのような人でしょうか。

今回は大工仕事の内容や大工の種類、大工に向いている人の特徴についてわかりやすく解説します。

大工に向いている人はどんな人?大工の仕事内容や向き不向きについて解説します!

大工の仕事内容とは

大工とは、建築士が作成した図面に従い、木材などの建築材料を加工して木造建築をたてる職業のことです。

大工には、設計図を正確に読み取る能力や、設計図通りに建物をたてる能力、建材や建築に関する技術に精通していることなどが求められます。

大工の主な仕事は以下の3つです。

・設計図に従って建築に使う材料を加工する
・木造建築の骨格部分を組み立てる
・施主や他の職人との打ち合わせ

大工は、建築士が作成した図面を正確に読み取り、必要な建材の量や種類を確認して準備しなければなりません。

木材の加工には、のこぎりやかんなが使用されます。

大手ハウスメーカーの場合、大工が担っていた建材の加工を工場で行うプレカットが増えています。

建築の骨組みをつくるのは、大工にとって最も重要な仕事です。

骨組みの組み立てはスピード重視ですので、早く正確に施工する技能が求められます。

大工の仕事は現場作業だけではありません。

施主と打ち合わせたり、他の職人とコミュニケーションをとったり、デスクワークを行ったりもします。

見習いのうちは親方の手伝いをしながら技術を磨きます。

主な大工の種類

大工といえば、木造住宅の建築で活躍するイメージが強いですが、他にもいろいろな仕事が含まれます。

今回は3種類の大工を紹介します。

家屋大工(町大工)

1つ目が一般的にイメージされる大工である家屋大工(町大工)です。

木材加工や骨組みの組み立てを行い、木造住宅の建築や増築、リフォームの場などで活躍します。

骨組みの組み立てのほかに、床や天井の下地を作ったり、壁のボードを張ったりといった仕事も行います。

造作大工

造作大工とは、建物内部で仕事をする大工の総称です。

造作大工は天井や壁、窓枠、階段、鴨居などを手がけます。

家の中でも目につく部分の仕事をするため、造作大工には感性やスキル、センスが求められます。

宮大工

神社仏閣などを専門的に手掛ける大工を宮大工といいます。

一般的な大工と異なる技法が必要であるため、長い年月の修練が必要です。

大工に向いている人の4つ特徴

大工は木造建築に不可欠な職人であり、大工仕事にもいろいろな種類があることがわかりました。

ここからは、大工に向いている人の3つの特徴を取り上げます。

体力がある人

体力のある人は大工に向いています。

大工の仕事は力仕事が多いため、体力が必要だからです。

建築の現場では重い資材を何度も運んだり、炎天下や極寒の環境で作業しなければならないため、相当な体力が必要です。

重い建築資材を運び続けるのは、かなり体力を消耗します。

重いものを運んでもへこたれず、天候に負けないタフさが必要な職業といえるでしょう。

手先の器用さに自信がある人

大工の仕事では手先の器用さも重要です。

金槌やかんな、のみ、のこぎりなど多様な道具を使って木造建築物をくみ上げる仕事であるため、不器用では務まりません。

大工が担当する仕事は建物の基礎となる部分であるため、少しでも作業に狂いが生じると、建物全体の品質に影響します。

力強いだけではなく、注意深く作業を進める繊細さも併せ持っていなければなりません。

まして、造作大工や宮大工ともなれば、繊細な仕上げ技術も必要となりますので、手先の器用さは必須といってよいでしょう。

コミュニケーション能力がある人

大工にはコミュニケーション能力も必要です。

大工は職人仕事をする人と思われがちで、実際、手先の器用さなどが必要なことから、こうした見方は間違いといえません。

しかし、木造建造物の建築は大工一人で行うわけではありません。

施主の意向を伺いながら、現場で調整しながら作業を進めなければならないからです。

周囲の職人と協力しながら一つの建物を作り上げるには、コミュニケーション力が必須だといえるでしょう。

臨機応変に対応できる人

臨機応変に対応できる人も大工に向いています。

建物が完成するまで、多くの人が建設に関わっています。

その過程で、さまざまな変更が発生しますが、現場で調整役を担うことが多いのは大工です。

建物全体の進捗状況を確認し、その都度、何が必要か判断して作業の段取りを組む必要があります。

トラブルが発生したときも、大工が中心となって対応策を練るケースが多く見られます。

大工は、突発的な事態が起きても冷静に対処する臨機応変対応力が求められるのです。

まとめ

今回は大工仕事の内容や大工に向いている人の特徴について解説しました。

大工は体力・技術力・コミュニケーション力・対応力が必要な職業です。

大変なこともたくさんありますが、自分の仕事が形になるという点では他の仕事にない充実感を得られる仕事だといえます。

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