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現場監督に向いていないのはどんな人?改善する方法を紹介!

2023年04月18日

「現場監督はきつい」という声を聞いたことがありますか?給料は高いものの、離職率も高い仕事として知られています。
その理由はマルチタスクの能力や高いコミュニケーションスキル、工程・安全・原価の管理能力を要求されるからです。

今回は現場監督がどんな仕事か、向いていないのはどんな人か、向いていない人が改善する方法や現場監督のやりがいなどについて解説します。

現場監督に向いていないのはどんな人?改善する方法を紹介!

現場監督はどんな仕事?

現場監督という言葉自体は聞いたことがあるかもしれません。
しかし、実際にどのような内容かあまり知られていないかもしれません。
ここでは、現場管理の代表的な3つの仕事についてまとめます。

工程の管理

工程管理とはスケジュールの管理のことです。
作業工程表にもとづき、作業の順番を決めたり、日程を管理します。
作業工程を考えるときは、コストや人員、品質、安全性などさまざまな支店が必要です。
各業者と打ち合わせすることも工程の管理に含まれます。

安全の管理

工事の標語で「安全第一」とありますが、どんなに品質が良い建物を期間内に施工できたとしても、工事内で事故が発生し、作業員にけが人が出てしまったのでは本末転倒です。
こうした状況にならないよう、現場監督がしっかり監督していなければなりません。

原価の管理

会社にとって、工事でかかる費用は会社の利益に直結する重要な問題です。
現場監督は利益を出すために、原材料費や人件費などを調整し、目標の利益率を確保するよう努めます。

向いていない人の特徴

現場監督は工程・安全・原価に責任を持つ仕事であり、幅広い範囲の仕事を担っていることがわかりました。
これだけ多岐にわたる業務をするとなると、向き不向きがでても不思議ではありません。
ここからは、現場監督に向いていない人の特徴をまとめます。

コミュニケーションが苦手な人

現場監督は多くの人とコミュニケーションをとる仕事です。
自社の作業員はもちろんのこと、協力企業の社員や作業員、自分よりも年上の人など年齢も趣味も異なる人たちと意思疎通を図るのは大変です。
こうした会話が苦手な人は、現場で苦労しているようです。

一度に複数の仕事をするのが苦手な人

処理すべき仕事の範囲が広いというのも現場監督の仕事の特徴です。
広範囲の仕事を、同時並行で処理するマルチタスクの能力が重要です。
一つひとつの仕事に専念するのが難しいため、同時に処理することが苦手な人は現場監督に向いていません。

また、人から言われたことを忘れてしまったり、タスク管理が苦手な人も現場監督に向いていません。
工程管理がうまくいかず、スケジュールを送らせてしまうかもしれないからです。

リーダーシップがない人

現場監督は一つのプロジェクトを総括的に監督する人です。
工事を円滑に行うため、現場の人に明確・的確に指示を出せなければなりません。
現場監督の指示が不明確であれば、「この人は大丈夫?」と思われ、リーダーシップが取れず、工事全体を監督できなくなるでしょう。

改善する方法

ここまで見てきたとおり、現場監督には幅広い業務に精通していることや、とっさの判断をする力、コミュニケーション能力などさまざまな能力が必要とわかりました。
とはいえ、そのような能力を最初から備えて得ている人は稀有な存在です。

ここからは、どうすれば現場監督として必要な力を身につけられるのか、改善方法について解説します。

欠かさずあいさつをする

1つ目は欠かさずあいさつをすることです。
これだけ聞くと、小学生のあいさつ運動と変わらない印象を受けるかもしれませんが、あいさつはコミュニケーションの第一歩です。

相手を見て、笑顔であいさつすることは、誰でもできることです。
そして、現場全体に自分の顔を見せ、人間関係の基本を構築します。

あいさつするだけではなく、相手の名前を憶えて声掛けすることも大切です。
相手が単なる作業員から「〇〇さん」になるだけで、会話の糸口をつかみ易くなるでしょう。

順を追って整然と考える

2つ目は順を追って整然と考えることです。
現場監督のように幅広い業務を担当していると、どの仕事のことか、頭が混乱してしまうかもしれません。
現場を監督するには、自分の頭を整理することが肝心です。

現場のどの部分で、誰が、何を行っているか、現状をしっかり把握しましょう。
そのうえで、それぞれの現場で行っている仕事や行き詰まっている点などを見つけ出し、出すべき指示を考えます。
現場の状況が頭に入っていれば、不測の事態が発生しても即応しやすくなります。

現場監督のやりがい

現場監督には、他の仕事にないやりがいがあります。
それは、自分たちが作り上げたものを目の当たりにした時の達成感です。
デスクワーク中心の人にとって、自分が作り上げたものを目の前で見ることは希なことです。

職人のように一人で作品を作り上げる人にとって、建設現場のような人々の仕事の結晶を見ることは難しいことでしょう。
多大な苦労の末に作り上げた建築物を目の当たりにできるのは、現場監督ならではといえます。

まとめ

今回はきついと言われる現場監督の仕事や、現場監督に向かない人の特徴、どうすれば改善できるかという点についてまとめました。
現場監督の仕事は決して簡単なものではなく、それだけに、「自分は向いていないのではないか」と思いつめる人がいることも確かです。

しかし、それですぐに辞めてしまうのはもったいないかもしれません。
自分が不向きな部分は何か、冷静に振り返ることで自分なりの改善点を見つけることで、やりがいを見つけられるのではないでしょうか。

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