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工事現場に防犯カメラはなぜ設置する?防犯カメラのメリット、注意点、タイプなどを解説

2023年09月20日

マンションの入り口などでよく見かける防犯カメラが、工事現場にも設置されていることがあります。

工事現場の防犯カメラはどのような目的で設置しているのでしょうか。
また、設置することにはどういったメリットがあるのでしょうか。

この記事では、防犯カメラ設置のメリット、注意点、防犯カメラのタイプなどについて詳しく解説します。

工事現場で働いている方はぜひご参考にしてください。

工事現場に防犯カメラはなぜ設置する?防犯カメラのメリット、注意点、タイプなどを解説

工事現場の防犯カメラのメリット

防犯カメラを工事現場に設置するメリットはいくつかあります。
具体的なメリットについて解説しましょう。

1.防犯対策

工事現場はオープンになっていることが多く、工事現場荒らしなどの不審者が侵入してくることがあります。
そのため、建築資材やパソコン、電話機、複合機などの盗難にあいやすい環境にさらされているといえるでしょう。

防犯カメラを設置することは、こうした犯罪行為を未然に防ぐことができます。
また、盗難などがあった場合、犯人の特徴や車のナンバーといった証拠の記録が可能です。

2.工事の進捗管理が可能

防犯カメラにより、複数の工事現場の状況を、別の現場や本社などから同時に、かつリアルタイムにチェックすることができます。

3.本社との情報交換が可能

現場作業員だけではなく、本社スタッフなどとも情報交換をすることが可能です。

4.安全管理の強化

防犯カメラの映像を通じて、危険の早期発見ができます。
事故が起こった場合でも、迅速に対応が可能です。

また、工事現場が台風や土砂崩れなどの自然災害に遭った場合も、遠隔地から迅速に被害状況を確認することができます。

5.遠隔臨場が可能

現場間を移動する必要がないので、労働時間の短縮が可能です。

6.人材教育

防犯カメラの映像を見ながら、指導者が遠隔で教育を行うことができます。

7.人件費を削減できる

工事現場の警備員を配置すると、1日あたり2万円程度の人件費が必要です。
しかし、防犯カメラなら月額1万円程度のレンタルで対応できます。

防犯カメラを設置する際の注意点

工事現場で防犯カメラを設置する際には、いくつかの注意すべき点があります。
それぞれの注意点を解説しましょう。

1.工事現場の環境に応じたものを選択する

工事現場は、屋外の過酷な環境にあり、風雨にさらされがちです。
そのため、防水や防塵機能があり、設置・取り外しや移動が容易なカメラが望ましいでしょう。

2.設置場所や角度を考慮する

単に設置するだけでなく、位地や角度を考えないと防犯カメラは効果が期待できません。

3.工事現場の環境に合わせて防犯カメラのタイプを決める

防犯カメラには、ナイトモード搭載のものなどさまざまなタイプがあります。
それぞれの工事現場の環境に合ったタイプのものを選びましょう。

4.事前に作業員に設置目的を説明する

「監視されている」などのマイナスな印象を持たれないように、防犯カメラを設置する目的を、事前に現場の作業員にきちんと説明しておきましょう。

5.工事期間によって購入方法を決める

防犯カメラは、売り切りのものとレンタルのものとがあります。
短期間の工事現場だとレンタル契約がおすすめです。

防犯カメラのタイプ

工事現場の防犯カメラにはさまざまなタイプがあります。
タイプ別にご紹介しましょう。

1.防水・防塵(ぼうじん)機能があるタイプ

工事現場は屋外であることが多いので、雨や風に耐えられるものでなければなりません。
防水・防塵(ぼうじん)機能があることが工事現場の防犯カメラ共通の条件となります。

2.BOX型タイプ

防犯カメラの存在をアピールして盗難等を抑止する役目があるのが、BOX型の防犯カメラの特徴です。

3.ナイトモード対応タイプ

暗闇につつまれた工事現場は、盗難などの犯罪行為の温床となっています。
夜間に対応できるようナイトモード対応のカメラを選びましょう。

4.センサーライト機能があるタイプ

物体が動くと検知して自動で点灯するセンサー機能があるカメラのことです。

夜間など無人の時でも不審者の動きに敏感に反応する機能を持ちます。
また、ライトが点灯すると不審者への威嚇にもなります。

5.ソーラー型タイプ

電源の確保が困難な場合は、ソーラー型タイプの防犯カメラの利用を検討しましょう。

6.モバイルネットワークタイプ

工事現場は、屋外であることが多いためカメラの設置が困難な場所もあります。
モバイルネットワークタイプなら、簡単に設置や移動ができ、配線や周辺機器も不要です。
スマホやタブレットを使ってカメラの角度変更やズームなどもできます。

7.LTE搭載タイプ

LTEモバイル回線が搭載されている防犯カメラのタイプです。
Wi-Fi環境がなくても電波さえ届けば使える点がネットワークカメラと異なります。

8.ウェアラブルタイプ

ヘルメットや胸ポケットなどに身に着けることができるカメラのことをウェアラブルカメラといいます。
ハンズフリーで音声通話をしながら撮影が可能です。

まとめ

防犯カメラは、低コストで効率的・効果的に工事現場の防犯対策を行うことができます。
特に夜間や無人になりやすい工事現場には設置が必須でしょう。

工事現場の防犯カメラにはさまざまなタイプがあり、それぞれ特別な機能を持っています。

最近はインターネットを活用して、スマホやタブレットで角度やズームを操作ができる便利なものも登場しています。

工事現場の状況に合わせて、最も効果が期待できるタイプの防犯カメラを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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